工夫しながら暮らしてきた16年
16年前ソーラーサーキットの家を建てもらった棟梁に東日本大震災から6年たって、地震の被害の修繕を含んだ涼温換気システムを導入するリフォームをお願いすることになりました。
吹き抜けのリビングでしかも傾斜天井の空間をこれまで、夏はエアコン1台、冬は蓄熱式暖房機2台と必要に応じてエアコンでずっと過ごしてきました。
局所的な冷暖房ではなく家中どこでも温度差を感じない空間を目指した間取り、設備だったのですが、冷気がリビングにおりてくる夏も『あ〜、涼しい』という程度までは涼しくなく、暖気が二階に上昇する冬は、シーリングファンで空気を撹拌していましたが、十分な温かさには程遠く、家の中でも厚手の上着やマフラーをして暮らしてきました。
温度差はあまりなかったのかもしれませんが、住み心地という点で満足のゆくものではありませんでした。
涼温換気システムを導入後は、16歳の老犬にもとても優しい家に
住人も60歳間近ということで特に冬を快適に過ごしたいという思いが強くなったので、地震の修繕とともに暖かく暮らすための方法を検討する中で、太陽光発電システムを屋根に載せながら、涼温換気システムを導入することにしたのです。
導入してまだ1ヶ月少しですが、24時間換気機能が素晴らしいことにまず驚きました。
熱交換換気と直接換気と換気の強弱を状況に合わせてシステムが判断して運転する『おまかせ自動モード』に日中は設定し、就寝中は運転音が小さくできる『熱交換換気モード』にしていますが、家中の温度湿度にほとんど差がなく快適にコントロールされていると感じました。
エアコンは夏前といううこともあり数回しかONにしていませんが、ちょっと暑かった日に『ドライモード』で運転してみると家中があっという間に快適になりました。16歳の老犬にもとても優しい家になったのではないかと思いました。
こんなに素晴らしいシステムなので冬の寒さがどれくらい改善されるのか今から楽しみです。
塀とデッキもきれいに
涼温換気システム導入と一緒に塀とデッキもきれいにしていただきましたが、棟梁おすすめの栗の木を使って頑丈なそして温かみのあるかわいいものが出来上がりました。
定期的にメンテナンスをすることで一生モノの塀とデッキとなると大工さんに太鼓判を押してもらいました。
このリフォームで棟梁をはじめ大工さんにはとてもよくしていただき、とてもいい家になりました。これから先、人と犬がもっともっと快適に暮らしていけるよう工夫をしていけたらいいと思っています。